久しぶりにブログ書いたと思ったらアニメ映画の感想です。今日観てきた「サカサマのパテマ」が想像以上にすごく面白い。もともと吉浦監督は高校生の時に観たペイル・コクーンの時からAmazonにも恥ずかしいレビューを書いちゃうくらいファンでしたが、僕の中では今年度の大賞に推したいレベルでした。
でもネットの評判を見ると思いの外、「説明不足で理解できない」ことを理由に評価を落としている方が多かった。ファンとしてちゃんと理解してもらいたいという思いから、誤解が多い部分の説明を。よく分からなかったという人の助けになれば。もちろんネタバレなので、すでに観た人だけ読んでください。観てない人は是非観に行こう!ちょっとインセプションとかと似てるって言えば似てるので、そういう多世界モノのが好きなら是非。単純にスリル抜群の冒険ファンタジーとしても優秀です。
すべてがサカサマ
当初は、主人公のエイジたち(アイガ君主国)が普通の人間で、パテマたちが逆さまの地底人であるという認識で物語が描かれていきます。しかしラストまで見ると、実はこれはサカサマで、エイジたちこそが重力が反対になった被害者の人間であることが判明します。
ラストの世界
青空の綺麗な、荒廃したビルのある世界。ここがもともと最初から存在していた、僕たちの世界と地続きの世界。昔ここで重力からエネルギーを取り出す実験が行われ災害が発生。被害にあった人やモノは重力の向きが反転し、空に宇宙に向けて「落ちて」いってしまった。惑星の周りに、その際のゴミが浮遊している様子も描かれています。
シェルターにいて被害を免れた一部の人間達は、被害(重力反転)にあった人たちを救出。地下世界を作り上げ、重力が反転していても生活できるようにしてあげました。しかし、被害を免れた者達も荒廃した地上では生活ができないため、また被害に遭ったものたちを保護する責任を背負い、地下にいったわけです。ここが重要で、地下世界は2重にあり、「パテマたちの地下世界」の下に、「エイジたちの地下世界」があるのです。
中盤で辿り着いた空の上の世界
かつて空に向けて落ちていった人たちが宇宙に作り出した世界?……というように最初はミスリードさせられますが、結末まで見るとまったく違うことが判ります。
実はここが最も地層の深い部分にあたります。人工照明の設備(太陽や星)や、空気を作り出す装置などが描かれていました。ここから再び戻る時に、ものすごい暑さを感じていたのは、ここに人工太陽の照明があるためです。「主人公のエイジたちが見ていた空」は、地下でも同じように生活ができるようにと、パテマたちの先祖が作ってくれた「人工の空」の天井だったわけです。
すべてがサカサマ
このように、アイガ君主国の者たちが地下世界のパテマたちを制圧しているように見える優劣の構造はすべて逆であり、本当はパテマたちがアイガの者たちを保護している世界だったのです。
世界感の描写の仕方からも、最初はファンタジーのように思わせる入り方をして、実はSFだったというサカサマの構造すらも取っています。(強引解釈)
ちなみに、吉浦監督の過去作「ペイル・コクーン」も入りは地下世界と失われた地上世界の話で、一瞬の結末で覆されるという描き方にも通じるところがあり、恐らく本作はこれがベースになっています。ペイル・コクーンでは緻密に巧妙に記録的に世界を描いていたのに対して、今回は豪快に冒険劇的に身体的に描いている点において実に対称的ではあります。もっと話を丁寧に描くべきという意見がありますが、2つを見比べると今回は「記録」が失われており一貫して「体験」的に描きたかったんだなということがよく解ります。(手帳という短い期間の記録は出てきますけどね)
はじめまして、いろあすと申します。
突然のコメント失礼します。
先日たまたまレンタルビデオ屋さんで目についた「サカサマのパテマ」に興味を持って何の前情報もなしに観て「???」となってしまった為に検索したらこのページにたどり着いてコメントさせていただきました。
最後の最後にとんでもない展開だったので混乱してしまったのですが、こちらのページで解説されていたのを読みながら自分で図解してやっと理解できました(笑)
ありがとうございました!
混乱云々は置いといてすごく面白い作品でした。
不思議なところとか見応えがあるし、なにより観ていて鳥肌が立つような表現がすごくよかったと思います。
公開中に出会えなかったのが残念です(笑)
やっくんさんの解説のおかげで、ちゃんと理解できてこの映画が「いい作品だった!」といいかたちで消化できることができました。
ありがとうございます!
コメントありがとうございます!
映画の謎が氷解するとグッと面白さが増しますよね。
観終わったその勢いで書いたものでしたが、参考になった方がいらして嬉しいです!
通りすがりですが、失礼します。
ラストのシーンを見て、パテマの世界がどのような構造になっているのか理解出来なかったので、検索をかけ、このサイトに辿り着きました。
解説を読ませていただいたところ、思っていた世界構造とは全く違っていて、エイジとパテマの世界の人々の関係が真逆だったことに驚きました。
やっくんさんのおかげで内容が理解できて、さかさまのパテマがより好きになりました。
ありがとうございました。
自己満のつもりでしたが、やはりこういう解説みたいのは役に立つこともあるのですね! 書いたかいがありました。
コメントありがとうございます!
いきなりのコメントすみません!
さっき見終わった後検索したら見つけました!普通に観ても面白かったのですが、これを観て面白さがぐっと上がりました!ありがとうございました!
もしよかったら他にもオススメな映画があったら教えてください(⌒▽⌒)
図々しくてすいません(>人<;)
本当にありがとうございました!
ご返信遅くなり申し訳ないです。
コメントありがとうございます!
構造に拘ったものですと、洋画ですがメメントとか面白いですよー。
逆さまな解釈が生まれるようなトリックのあるアニメ映画だと、最近ではまどマギの叛逆の物語が痺れましたね。
コメント失礼します。
自分も丁度さっき見終わったところです。ラストシーンの後の二人の将来、そして、災害の後も地上に残った人類は居たのか…色々気になるところもあり、余韻に浸ろうと思って検索したところこのサイトを見つけました。自分以外にもこの作品が好きな人がいて嬉しいです。
自分はこういう世界観が好きなので、ペイル・コクーンも是非見てみようと思います。
おかげ様で次に見たい作品も見つけることができましたし、ありがとうございます!!
ご返信遅くなり申し訳ないです。
コメントありがとうございます!
公開当初、レビューサイトとかではあまり良い評価でなかったので残念だったのですが、文化庁メディア芸術祭で優秀賞を受賞されて、やっぱり評価されるべき作品だったんだ!って嬉しくなりました(笑)
ペイル・コクーンもOVAで短いですが是非!
知りませんでした。ありがとうです。
わかりやすい解説をありがとうございます。
エイジたちがサカサマという発想に至りませんでした。
特に人口の空のシーンは、ラピュタのようなものを想像してしまい、「誰もいないし、何?この世界??」と完全に???になっていました。
物語の一番キモになる部分だったとは、自分の鈍感さが恨めしい。
???のまま終わらなくてよかったです。
名作なのは間違いないですが、???のまま終わってしまった方もたくさんいるのでしょうね。
あまりに説明調でも面白味がなくなりますし、見せ方のさじ加減も難しいですよね。
コメントありがとうございます!
人口の空のシーンはやはり???となりますよね。
自分も観終わった直後は少し頭が混乱していて、帰り道考えながら歩いていて気がついたって感じだったように思います。
他の観客も???って表情をしていたので(笑)、納得していない人は多そうですよねぇ。
昨日見ました!
後半からこんがらかってしまったのですが、それでも面白いと思って観てました。
一緒に観ていた夫が、先程ここのURL送って来てくれて…
解説読ませて頂き、とっても解りやすくてやっとスッキリ!
納得出来たところで、もう一度観てみたいと思ってしまいました~
どうもありがとうございます。
コメントありがとうございます!
夫婦で意見交わしながら見れるって素敵でいいですね!
自分はちょうど10分に見終わったところです。
アイガの空とラストの世界がよく分からなかったのですが、このサイトを見てスッキリしました!ありがとうございます!
自分も吉浦監督の作品が好きで、イブの時間を見たことがきっかけでこの映画を見てみました。この監督の作品は面白いですよね!ペイル・コクーンはまだ見たことがないのですぐにでも見てみようと思います!
解説本当にありがとうございました!
コメントありがとうございます!
イヴの時間もすごくいいですよねー。続編も楽しみです。
わかりやすい解説ありがとうございます。実は立場が逆だった、までは理解出来たのですが…人工の空だったんですね!スッキリしました♪
スッキリしたところでもう一度見直してみます(^^)感謝♪♪
コメントありがとうございます!
理解した上で見るとまた別の楽しみ方ができますね。
ブルーレイの特典に上下反転したバージョンも収録されていて、またそれで見ると印象ががらっと変わりました。
解説ありがとうございます。
気になった点だけ言うと
・なぜ荒廃した地上の復旧にあたれなかったのか
・被害にあった人たちのために尽くしすぎ(地下に空と思わせるほど土を掘り、さらに擬似の星と太陽をつくる←先にやることあるでしょww)
・そもそも被害にあった人たちが地下に潜る必要性が理解できない。
救済に気持ちが強すぎるからアイガの人らがつけあがって君主国たる世界を作ろうとするんだぞw
っと思いました。
コメントありがとうございます!
まぁー細かいところツッコミ始めるとキリがないってのもありますね。
横から失礼します
>被害にあった人たちのために尽くしすぎ(地下に空と思わせるほど土を掘り、さらに擬似の星と太陽をつくる←先にやることあるでしょww)
激しく同意w
>そもそも被害にあった人たちが地下に潜る必要性が理解できない。
被害にあった人らは空に落ちる体質になってるので
地下に入れて地面で蓋した方が楽でしょう
私もみなさんと同じで後半がよく意味が理解できなくて調べたところここにたどり着きました。
分かりやすく教えてくれてありがとうございます。
立場が逆だったんですね。なるほどてす。
まだまだよく理解してないのでもう1回見てきます(笑)
コメントありがとうございます!
お役に立てて良かったです^^
今観終わって、理解しきれなくて、検索してたどり着きました。皆さん同じだったんですね(笑)
わかりにくい部分もあったけど、
面白かったです。
解説助かりました。ありがとうございます。
コメントありがとうございます!
お役に立てて良かったです!
「手を離したら、彼女は空に落ちていく」
素敵なキャッチフレーズだなと
興味があったんですが
公開期間中に映画館に行けず
先ほどお店でレンタルして見終わったところです。
人工の空だけよく分からなかったので、解説を読んでスッキリしました。ありがとうございました。
ラストも衝撃的で
文句なしの良作でした。
コメントありがとうございます!
お役に立てて良かったです!
お話はすんなり理解できたのですが、エイジたちはショックを受けなかったのか、ラゴスは結局どうなったのかが心配でなりません(>_<)
密かにポルタも心配です(笑
どのように思われますか?
考えをお聞かせください!!
その後についてあれこれ考えるのも面白いですよね。
ラゴスは犠牲になってしまったと解釈するしかないんじゃないですかね・・・^^;
ポルタも可哀想な役柄ですねw まぁこういうポジションのキャラが個人的には好きですw
はじめまして
今WOWOWで放送してたのを観ました。
まさかのラストシーンでびっくりしました!
ここのわかりやすい解説を読ませていただいて、ようやく理解できたところもありました(笑)
「アイガ」というのも、「ガイア」のサカサマという伏線なのかな?と個人的に思ってます(笑)
コメントありがとうございます!
なるほど! そこには気が付きませんでした!
先ほど見終えてやはり私も皆さんと同じように世界の構造がどうなってるのか知りたくてここにたどり着きました。
納得の解説ありがとうございます。
いろんなものがサカサマなんですね。実に面白い作品でした。
人工の空のミスリードは完全にしてやられました。
ガイアとアイガもなるほどです。
コメントありがとうございます!
こんなに記事に反響があるとは思っていませんでしたが、
お役に立てて良かったです!
感謝します!
お役に立てて良かったです!
少し前にネットでこの映画を知り、今見たところです。最後の最後でどんでん返しを食らったのは久々で面白かったです。
このページで、サカサマになった私の思考が反転した(???www)気がしますwありがとうございました!
コメントありがとうございます!
お役に立てて良かったですっ
サカサマのパテマ。面白かったですねー!
私も一回見ただけではわからないところもあったのですが
パンフレットをみて理解しました。
あまりの世界観にもう一度確認のために劇場に行ってしまいました!!
するとあちらこちらに
伏線がばら撒かれていて二回目にもかかわらず全く飽きることなく見れました!
冒頭からあの地上につながっていたフタ?の絵があり「ああ!」と心の中で叫んでしまいました!
コメントありがとうございます!
お、そのシーンは気が付きませんでしたね。
次見る時は欠かさずチェックしてみたいと思います!
すっきりしました^_^
ありがとう^_^
お役に立ててよかったです!
ありがとうございます!もうこのスレに救われました!!
さっき観終わったのですが、図に描いてみてもうーん、とうなってしまい??だらけ。
どうしてもエイジの重力をもとに見ていて、このスレを読んだ後、紙を逆さにしてみたら、パテマの重力が自然でした笑 サカサマがテーマなのに発想が狭く反省。。 やっくんさんや皆さんのコメントに感謝です。
と分かったところで、いい作品だなとしみじみ。
ラストの手紙の内容に思いを馳せてます。
コメントありがとうございます!
図を描いたりまでしてじっくり楽しめる作品はなかなかないですよね。
お役に立てて光栄です!
題名もキャッチコピーも全部騙しにかかってる映画ですねw
2人で観たのですが、終わった瞬間から解答考えて話して図に書いて、と頭を使って楽しめる作品でした。
あとあとまでこの場面がこうだったのか!と発見できる作品っていいですよね。忘れられないです
「アイガ」が「ガイア」説も素敵です、わたしは「地底と地上の間」の「アイダ→アイガ」かと思いました。
コメントありがとうございます! 「間」説も面白いですね!
ちなみに、アップサイドダウンという同時期に公開された洋画も同じような重力の異なる2つの世界を描いた作品になっているんですが、こちらでは2つの世界の間に出来た子どもについて触れるシーンがあります。
あと、いっちばん気になるのが
パマテとエイジの間に生まれた子の重力がどうなっているのかです(`・ω・)
遺伝性があることは確実ですから、、
パマテ側の血が強めなまま交配続けていければ、いずれサカサマニンゲンはいなくなるのでは!
あ、パテマでしたね失礼
先ほど観たのですがネタバレありがとうございます。
いまいち解らない感じで終わってしまったので助かりました。
結構、ひとつひとつの出来事が???な感じで終わり方もわかりにくかったのでモヤモヤ感があったのですがスッキリしました。
劇中のオモな人物、解説担当、モブの台詞、主役たちの妙な恋愛描写が少なく、『イマドキ』にしては変わったアニメでした。
ただのアクション映画でもなさそうですし、恋愛映画でもなく、冒険モノでもない、ただただストーリーが流れていきました。
途中の布石も脇役たちの回想や活躍も最後の紙切れもただのワンシーン。
ジグソーパズルの「ふち」を作り絵が完成していない気分です(いい絵なんだけどなぁ・・・)。
登場人物は適応能力が早くいろんなことを一瞬に理解していきますが、私は置いてけぼり、「ポカーン??」にするのはわざとでしょうか?(ココのコメントもポカーンが多いですね、世界構造の挿し絵入れてもよかったんじゃないかな・・・入ってます?)
結果「面白くない」という評価ではなく、「もっと見たい」「物足りない」という評価になってしまいました。
人口の空はパテマたちが作った世界なのですね。
アイガが作ったものかと思っていました。
言われてみれば建物の構造がパテマたちがいた世界に少し似ているような気がします。
何故アイガが空を憎み地底人を憎むのかよく分かりますね。
私はアイガのボス(名前は忘れましたが笑)は自分達が地底人だということを分かっていたのではないかと思います。
それを知った上でパテマたちを地底人だと憎み、彼らを抹殺することで自分達こそが真の地上人なのだと言い聞かせたかったのかもしれない、とそう思うわけです。
半年以上も前の記事にコメントを残すのはナンセンスかもしれませんね、失礼いたしました。
この記事一年間くらい前のものなんですね!(笑)
参考になりました!
さっき観終って、ラストシーンが理解できず解析を探しちゃいました^^;
おかげでスッキリしました^^ ありがとうございました。
面白かったし♪
不思議な世界観だったし♪♪
パテマ可愛かった♪♪♪
それと、わたしと同じ時期に観た方がいらっしゃったのも驚きです!!
人工の空、、、なるほど
見ました!パテマがすごい可愛かったです!
エイジとパテマが幸せになってほしいなぁと最後思いました。
エイジに自分の体重以上の物を持たせたら落ちずに地上世界を歩けるのかなぁ・・・とか色々考えたり(笑)
二人用に匍匐しないといけないような高さの部屋を作ったりとか・・・
妄想が捗ります!
ゲスな感想を書いてすみません。
なんか書かずにはいられませんでした。
半年ぶり?ぐらいのコメントですね。
いきなりすいませんレンタル屋で先週見つけきになり借りて見たのですが、上の方同様にわからなくて検索かけたらつきました。
説明では、つまり、昔に行った実験で事故が起き多くの物や人が空(本物)に落ちていった。しかし被害に合わなかった地上人が人間が地下で暮らせるように地下に空、星、太陽(人工)等をつくり真逆の世界で生活できるようにした、だが
地上人も荒れた地ではとても暮らせない
だが、サカサマ人間が暮らせるよう作った世界では地下に落ちてしまう、ということでもう一層上に地下世界を作った。この時点で世界は
(人工空)/サカサマ人間/地上人/地上/(本物空)となっているわけですよね?
そしてサカサマ人間の保護もしていた、
つまり優劣は逆だった、、と
そして最後のシーンでは地面が割れ悪役は空に落ちていった、そして本物の世界にパテナが立つ、エイジも行きたいと言いパテマに支えられながら本物の土星を見る。終わり
ひとつ質問なのですが、人工の空が本物の空ではないことは誰も知らず、サカサマ人間、地上人ともども全員勘違いしていたのですか?それに優劣は逆なはずなのになぜサカサマ人間はあんなに威張っていたのですか?やはり勘違いですか?
もうひとつ質問です。
パテマがサカサマ人間に捕まりとらえられた、そこで鉄の重りをつけられました
よね?そしてエイジが助けました、そのあとなのですが、悪役のおじさんに見つかりました、ですがパテマが振りきりエイジがだきつき人工空に落ちていったシーンなんですが、劇中の服がサカサマになっているところや、パソコンなどがサカサマになっているところ、またエイジがパテマにあげたパンがサカサマになっているところから、サカサマ人間が生活しているところでは本物の空に重力がかたむいていると仮定したとき、重りは確実にサカサマ向きに落ちるはずなのですが、なぜ人工空に落ちたのかって言う説明分かるならなのですが、分かりやすくしてほしいです。頭弱くて考えても考えても全くわからなくて、、まだ一度しか見てないので打ち終わったらもう一度みてみますが、ここまで理解されているので、もし分かったらわかる範囲でも教えてもらえれば嬉しいです!!あくまで一回しか見ていないので映像見たらわかるだろ!ってことでも、ぜひ教えてもらえたら嬉しいです!ここの説明もすごく理解しやすかったです!!ありがとうございます。
なんでもかんでも明確にしたがっちゃう性格ですいませんwそのせいかコナンとか謎解きめちゃくちゃ好きですw関係無い話すいません。では!長文失礼しました。
エントリーからずいぶん経って更新も終わり、かつここの管理人ですらないのにこんなところで書き込むのもおこがましいが。
偶然、俺も最近この映画を観て、なんとなくこのサイトに辿りついた。近い日付で質問があったので俺でよければ少し参考になろう。(おそらくもうここに質問の答えを書き込んでくれる人は他にいなさそうだからな)
ひとつめ、人口の空に誰も気が付かなかったのか?ってやつか。
あれはもう、あの世界が構築されて途方もない年月が経って、当時の出来事や事実を知る世代すら誰もいなくなって、それこそ本来先祖であるはずのパテマたちですらそれを忘れてしまうほどの歳月が経っているので、その歴史の流れで失われてしまった認識なんだろうな。
(パテマ達の一族の「長」と呼ばれる一部の重役にのみ伝承として語り継がられていたみたいだが……それももはや伝説みたいなもんで、長代理のじいさんですら最後の本当の世界を見て確信を得るまでは半信半疑だったレベルだろう)
もしくは、これについてはもう一つ考え方があって。アイガの民が故意に封印した可能性もある。自分たちが犠牲者で異端の存在、というのが許せなくて。自分たちを正しい存在として、パテマたちを異端の存在として定義付けるためにそういうあえて歪ませた世界認識を徹底していたのかもしれん。
(その方が「空に興味を持つことは重罪」とするあの思想が納得できる。真実を知られると不都合だったんだろう。君主だけは真実を知っていて、その上で真実を隠し洗脳教育と独裁を続けていたのだとも考えられる。エイジのお父さんはその真実に近付いたために消されたわけかだからな)
あとは、ふたつめ。パテマの重り?
あれについてはあの世界観を真に理解できたら違和感ないよ。あのお守りは、まさしく「パテマたち本当の人類」の重力法則に従って地球の底へ向けて落ちてたんだから。人口の空が、正しい地球の図で見ると一番地底に位置するってことは理解しているよな?
たぶん、エイジのお父さんが作った空を飛ぶ乗り物で「地上に降りてくる」という描写とかで混乱したんだろうな。
ややこしい話だけど。あの乗り物のシーンは正確には、地面に固定していた(空を飛ぶために浮力として使っていた)オモリみたいな装置が正しい重力を受けるオモリで、それをパージしたかアイガの「サカサマな」法則に引っ張られるように降りていった(昇っていった )ってシーンだ。
なんとなくでも、伝わってくれると嬉しい。もしくはブルーレイの特典映像に全てを逆にした映像もある。そっちが正しいパテマ側から見た視点だから、それを鑑賞すればもっと理解できると思うよ。
あと、細かいようだけど最後に見上げた天体はおそらく土星じゃなくて月な。土星のリングに見えるあれは、冒頭で空に吸い上げられた旧人類の都市の残骸だろう。あれを映すことで実は全部逆の認識だったってことを示す映像だ。
管理人でもないのに長文書き込んですまんな。この映画、面白いよな。少しでも参考になってくれたら幸いだ。
パテマさん、横やりサカサマ人さんコメントありがとうございます。私も同じ考えです。
はじめまして!
なるほどーそうゆうこと
やったんですね^ – ^
モヤモヤがやっと解消された…
ありがとうございます!
最初見た時から面白そうやなぁとは思ってたけど、『イヴの時間』もこの監督やったんですね!
話しまた戻っちゃうんですけど、
ラストに一番下の底が抜けて、空が見えた時に一瞬地球の裏側に出たんだと思っちゃいました(笑)
ほわ〜そーゆーことだったんですね〜
「ペイル・コクーン」と同じでラストの衝撃に圧倒されてあまり深く考えてなかった
ですが、理解できるともっとびっくりです
もう一回観てみます!
すっごく内容が深まりました!
コメントされたみなさん、ありがとうございます!!
知人に勧めます(笑)
管理人様それと多くの解説者様ありがとうございます疑問がスッキリと解消されました
こういう新しいコメントを見ているとなんかうれしくなるので記念に笑
管理人さん、ありがとうございました!
このページの解説のおかげで、悩まず作品を観ることができました。
管理人さんありがとう。
2人でいるためには抱き合っていないといけないって、いいですよね。
2013年公開の「サカサマのパテマ」とそれを解説しているこのページに今でもコメントが付くのは、作品の魅力(難解さも魅力の内かな?)とこのページの解説のわかりやすさ故でしょうね。
なんだか嬉しくなったので、コメントを残しておきます。
ずっと見たかったのですが、たまたまタブレットで観ることが出来ました。
タブレットをくるくる回してずっとパテマ側の向きで観るととても分かり易かったです。
お互いの重量方向へちゃんと描かれていて感動しました。
最後のラピュタ感も堪りませんでした。
映画公開当時から、「彼女は空に落ちて行く」のキャッチコピーと綺麗な空の描写に惹かれ、ずっと見たかった作品でした。
アマゾンプライムを覗いてみると、何と無料配信!
四年越しにようやく見ることができました。
見てみた感想としては、終始どっちが本当の世界なのか、世界はどうなっているのか、という事を考えさせられましたね。
正直途中からパテマが本当の世界の人なんだろうな、とは思っていて、アイガの空に辿り着いた時に、ここが本当の世界か!と思いました笑
この記事をみて納得すると同時にもっと好きになりました!友人にも勧めてみます。
最後まで見ましたが、いまいち分からなかったのでスッキリしました。
世界観の解説ありがとうございます。
たまたま見てこのサイトを見て理解できました!ありがとうございます
7年越しです(笑)
長老の死後の言葉が聞き取れず、2,3回聞きなおしていました。
いやぁ、皆さんの解説、ほんと分かりやすくって
理解を深めることができました。
ありがとうございます。
パテマの声がとっても素敵で、
聞き入っていました。
良かったです^^
この記事を読んでたら、っていうかこのコメントを読んでたらもう一回見たくなってきた。
これからもずっとコメント途絶えないで欲しいね
昨日のBS12の夜7時からの日曜アニメ劇場で放送したのを録画して見ました。
中盤から、もしかすると逆なのでは?と思った通りのラストで面白かったです。
念のため自分の解釈が間違ってないだろうなとwikiを読みましたが肝心の事が書かれてなくて、
その後、このブログに来ました。
自分の解釈が合っていて良かったです。
昔の実験で影響を受けた人体、その子孫、物体等々に永続的に反重力が作用し続けている、
と考えると全体的に辻褄が合うと思います。
物語を作るから作家さんなのでしょうが、
面白い作品を見る度に作家さんの才能に感心させられます。
理系だけでなく文系の大切さを改めて感じました。
日本の漫画・アニメ・映画の全ての関係者にエールを送ります。
BS12で放送されたのをなんとなく録画して、半年後に録画していたのを発見。
なんだこれ?って観てみたら思いの外面白かった。
難解だったのでネットで検索してみたら、ここを見つけた。
もっと知られてもいい良作。